鹿児島でオリーブオイルの研究・販売を行う「照国オリーブラボ」(鹿児島市城山町、TEL 099-223-0086)が12月、初の自社開発商品「オリーブラボのマヨネーズ」の店内販売を始めた。
店主の梅北奈鼓さんはオリーブオイルのマスターソムリエで、毎年約700種類以上の中から最優秀賞や金賞・銀賞を選ぶ「国際オリーブオイルコンテスト」(オリーブジャパン)の審査員も務める。「コレステロールが高そうだからとマヨネーズを避ける人がいる」ことから、「罪悪感なく食べられるマヨネーズ」の開発を始めたという。「マヨネーズの基本材料はとてもシンプルで、卵と油と酢。この3つが良いものであれば体に悪くないはず。何十回も試食を繰り返しながら2年をかけて開発した」と振り返る。
同マヨネーズには、同コンテストで最優秀賞に6度選ばれているスペインのブランド「メルガレホ」のエキストラバージンオイルを使う。オイル以外は鹿児島県産の素材を中心に使い、昨年「かごしまの新特産品コンクール」で鹿児島県特産品協会理事長賞を受賞した。
瓶入りの同マヨネーズには「プレーン」「レモンピール」「バジル」「黒胡椒(こしょう)」「柚子(ゆず)胡椒」の5種類のフレーバーをそろえ、「プレーンはゆで卵、ゆでブロッコリーなどシンプルな食材に、レモンピールはえびフライなど揚げ物に合う。バジルはゆでたパスタに絡めればジェノベーゼにもなる」と熊丸恵店長。「黒胡椒はから揚げやソーセージなどの肉料理に、ピリッとした辛さがある柚子胡椒は鳥刺しにお薦め」とも。来月から、好きな味のマヨネーズを3つ選んで箱詰めできるギフトボックスも用意する。
1月は同マヨネーズに続くオリジナル商品となる「オリーブラボのスパイスソルト」(540円)の販売も始めた。湧水町産のお茶と南さつま市のオリーブの葉の粉末をブレンドしたもので、プレーンとクミンの2種類を用意する。梅北さん個人のインスタでは、同店商品を使った朝食のアイデアをほぼ毎日紹介している。コロナ禍以降、同店ではオリーブオイルの売り上げが伸びているという。
価格(マヨネーズ)は各864円。1個=100グラム。同店オンラインショップでも販売する。