鹿児島市電・郡元電停近くに3月1日、就労継続支援A型事業所「サンクスラボ・鹿児島オフィス」(鹿児島市鴨池1、TEL 099-263-7880)がオープンした。
運営は「IT×福祉」をテーマにインターネット事業と障がい福祉事業を行う「サンクスラボ」(沖縄県那覇市)。スマホゲームやアプリ、オンラインゲームなどのIT事業を進める一方、インターネットサービスにおけるサポートやメンテナンス業務、さまざまなデータ入力などの業務を通じ、就労機会を提供している。沖縄・九州・中国エリアに14カ所のオフィスを持つが、鹿児島での開設は初めて。
ビル5階の明るいオフィス内には利用者のためのノートパソコンが並び、支援員・指導員らのデスクもすぐ近くにある。利用者はサポート業務のほか、ビジネスメールでのやりとり、定型的なデータ入力業務などのPCスキルをスタッフから学べ、ビジネススキルの向上に向けた支援が受けられる。
「それぞれの障がい特性に合わせた指示と業務指導を行っている」と同事業所・管理者の菊池翔さん。「PCスキルだけでなく、人と人とのコミュニケーションを通じて、人間関係作りの経験も積める場にしていきたい。最終的に一般企業の一員として活躍できるところまでスキルアップしてもらうのが目標」と話す。
開所時間は10時~18時。定員は20人。現在、利用者を募集中で、見学も随時受け付ける。