鹿児島・上福元町に串かつ専門店「渡邊」(鹿児島市上福元町)が移転オープンして3カ月半がたった。
6月5日に移転オープンした同店。以前は谷山中央で「母ちゃん家(かあちゃんち)」の店名で営業していた。「カウンターとボックス席のみだったので、宴会の団体客なども入れる広さの店に移りたかった」と店主の渡邊雅憲さん。
「家に帰ってきたようにくつろいでもらえる空間にしたい」という思いから、壁のペンキ塗りやカウンターの設置、トイレの改装、外装に木の板をあしらうなど、渡邊さん自らリノベーションに携わった。店内はカウンター5席、座敷4間16席、個室2室12席で、テーブルは全て掘りごたつになっており、個室はつなげることもできる。
店のコンセプトは「旬の新鮮な食材を、おいしさを損なわずに提供すること」。渡邊さんは「野菜はほとんどが無農薬野菜で、母が畑で栽培した採れたての旬のものを使っている」と言う。「注文を受けてから食材を串打ちして揚げているので、お客さまにはその分お待ちいただくようお願いしている」とも。
看板メニューは、おまかせの「串かつ盛り合わせ」(5本=800円、10本=1,600円、15本=2,400円)で、旬の素材を提供し、自家製のソースや岩塩を添える。
単品メニューには、「れんこん」「鶏肉だんご」(以上100円)、「うずら」「ちくわチーズ」「玉ねぎ」「ピーマン」(以上120円)、「エリンギ」「タコ」(以上140円)、「しいたけ」「鶏モモ」「白身魚」(以上160円)、「アスパラガス」「ささみ」「いか」「豚バラ」(以上180円)、「大えび」「キス」「ホタテ」(以上230円)などがある。
ほか、自家製のたれに漬け込んで揚げた「手羽唐揚げ」(2本=350円)、生でも食べられる鮮度の良さが自慢の「地鶏の炭火焼き」(880円)なども「お薦め」。
「移転オープンして間もなくコロナ禍で厳しい状況だったが、揚げたてのおいしさを大事に守りたかったのでテークアウトはやっていない。店を挙げて感染防止対策に取り組んでいるので、ぜひ一度、揚げたての串かつを食べに足を運んでもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は18時~24時。月曜定休。駐車場4台(軽自動車専用)。